売上、粗利
◆売上、粗利
「売上とは何でしょう?」
と、新入社員に聞くと「紙幣サンドに入れた金額です」と答える人がよくいます。
正解は「玉貸しボタンを押した金額」となります。
例えば1,000円札をサンドに入れて、遊技せずに精算機で精算したら売上にはならないですよね。
玉貸しボタンを押して初めて売上が上がるんですね。
店舗の最も大きい指標が売上となります。
売上から景品金額を引いた物が粗利益となります。
粗利益は略して粗利と呼ぶことが多いですね。
ちなみに「粗利=店舗の儲け」ではありません。
実際には人件費、光熱費等、諸々の経費が掛かります。
通期で粗利がマイナスな店は殆ど無いと思いますが、経常利益が出ない店は結構あります。
だから最近、潰れるパチンコ屋さんが多いんですね。
◆台売、台粗利
1日の総売上から設置台数で割り返したものが台売となります。
台粗利は総粗利から設置台数で割り返したものです。
例えばパチンコの1日の売上が5,000千円でパチンコ台が500台設置している店であれば
台売は10千円となります。
その日の粗利が1,000千円だとすれば台粗利は2千円となります。
更に小さい指標として玉粗利、玉単価というものがあります。
売上÷アウト=玉単価
粗利÷アウト=玉粗利
どちらも重要な指標ですので、必ず覚えて下さい。
つまり店舗が台粗利を上げる為には稼働(アウト)を増やすか、玉粗利を上げる必要がある訳です。
稼働の低い店の釘が渋いのは、稼働が下がって予定の台粗利が確保出来ないからなんですね。
何処の店も理想は稼働を上げて、台粗利を確保したい、と思ってはいるんですよね。
しかし会社から与えられたノルマが達成出来ないので渋々・・・ということです。
まあ、ユーザーからしたら堪ったもんじゃありませんが笑