5分で分かる「5.9号機問題」
◆5.9号機とは何ぞや?
そもそも4号機時代に射幸性を抑えるべく誕生したのが5号機となります。
しかし5号機もメーカー努力のおかげで規制の中で瞬発力のある機械が沢山出てきました。
当初は純増1G/1枚程度だったART機が、ゴッド凱旋等、純増3枚クラスのAT機がゴロゴロ出てきて、お上も「こりゃアカンで!」となったのです。
規制である以上、出玉性能を抑えられるのは確実で、ユーザー目線、ホール目線共にあまり好ましくないことは間違いないでしょう。
ちなみに現時点で分かっているこ変更点はこんな感じです。
・役比モニタを搭載する
(遊技回数に対して小役の比率がどれくらいかモニターしないとダメ☆)
・有利区間の最大継続は1500Gで到達後は初期化する
(ARTは1,500G超えちゃダメ☆)
・有利区間比率は70%未満
(朝一AT直撃止まらんで!みたいなのはダメ☆)
・傾斜値は2枚未満
(最近は純増増えすぎちゃったから下げようね☆)
・2種BB中に技術による差を出さないといけない
(ボーナス中取りこぼし役を作ってね☆)
・小役優先の機種の場合、ボーナスフラグ成立後に一定以上のハズレを持たないといけない
(AT、ART中にハズレフラグを成立させてね☆)
・ビデオリール搭載機は不可
(疑似リール?・・・カイジダメ☆・・・バジ絆はギリOK)
・有利区間の突入、上乗せなどに設定差を設けない
(設定差の無いART特化機種を作れるものなら作ってみるが良い!)
・通常区間での有利区間移行抽選は完全確率
(チャンスゾーン、設定変更恩恵はNGだからね☆)
()は日〇協、日〇組からのコメントを妄想してみました。
◆ちなみにいつから?
2017年の10月から移行される様です。
ご存じの方もいると思いますが、昨年、旧基準機の設置比率50%以下にしましょうね、という通達がありました。
更に、今年中に30%以下まで減らさなければいけません。
現時点でこの数値に達していないからといって処分等のペナルティに課せられることはありませんが、普通のホールは従うと思いますので、高純増機はドンドン減っていくでしょう。
◆スロット業界の今後
イチユーザーとしては近年、AT人気のおかげでスロット熱が回復しつつあっただけに非常に残念な規制です。
過去、スロットが規制されても顧客流動の受け皿としてパチンコがあり、その逆も然り。
しかし現在はパチンコ、スロット共に規制が厳しく、業界内で受け皿となる場所がありません。
ユーザーがただ離反してしまうことが一番、懸念される事態となります。
そして高確率で離反を免れないでしょう。
「新規ユーザーも獲得したい」
「既存ユーザーを離反させたくない」
という今まで通り二兎を追うのであれば、寧ろ開き直って
「一時的離反は止む無し!
新規ユーザーを取り込む為の策を考えるべし」
くらい思い切った舵取りが必要かもしれませんね。